デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

還って来た。地獄から。 イベント・ホライゾン

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地獄巡り観光船が7年のクルーズを終えて還って来た…。

 

SF/ホラー”の闇鍋、といった風情ですが、コアになっているのは惑星ソラリスヘルレイザー

 

水と油の二本を繋げる潤滑材は“爆発”と“爆発”。あと“爆発”かな。

 

イベント・ホライゾン

1997年/ポール・アンターソン監督)

 

2047年。7年間行方不明だった宇宙船イベント・ホライゾン号が海王星に(消失時同様)忽然と現出。

 

イベント・ホライゾン号は、空間移動装置「コア」が積み込まれた人類初の深宇宙探査船7年もの間、どこを彷徨っていたのか?

             

ミラー船長(ローレンス・フィッシュバーン)率いる調査救助船ルイス&クラーク号が「コア」開発者であるウェア博士(サム・ニール)と共に海王星へ。

 

イベント・ホライソンの乗員は全滅。航海日誌(映像記録)に刻まれた阿鼻叫喚の地獄絵図

 

一足先に“エライこっちゃ!”になった人たちがいて、残された記録から「一体何が起きたんだ?」と類推する展開はお約束の佃煮(代表例:遊星からの物体X)。

 

ブラックホールを作り出すコアのデザインが素晴らしい。正に地獄の門

 

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地獄の扉が開いた結果、人間は“パズルボックスを開けた人”状態に。

 

画面ではコマ落としのような一瞬の映像なのですが、ここがモロヘルレイザー

 

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イベント・ホライゾン」/「ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン」“SPIKE”
 

じっくり観てしまうとアレですが、出来ればコマ送りで堪能して欲しい所です。

 

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奥さんを自殺させてしまったトラウマを持つウェア博士はコアに取り込まれ次第に狂気の淵に。

 

顔面ささらもさらのセノバイトと化したサム・ニールが全裸でノリノリ    。

 

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この前年(1996)、ピンヘッドが宇宙で大暴れするヘルレイザー4」が公開されています(監督はアラン・スミシーになっちゃってますが…)。

 

日本公開はどちらも1997年。あまり評価の芳しくない二本ですが、私、どちらも結構好きです。

 

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