昨日の“英語字幕解除”の流れで「勇しぶ」です。
ローソン独り勝ち、ヤマダ電機独り負けという残念無双な図式になった「勇しぶ」。
うま味があれば落とし穴もある。タイアップって難しいですねえ。
「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました[北米版BD-BOX]」(2013年10月-12月放送/ヨシモトキンジ監督)
北米版の収録は全13話。
TV放送12話に、原作9巻に同梱されたBD「勇者になれなかった俺の妹が上京してきました。」(未放送第13話)を加えた“コンプリート・コレクション”です。
勇者制度がなくなった、というニュースすら届かないド田舎から、兄ラウルが勇者として活躍している事を信じて疑わない妹ミュリが上京。
ミュリの夢を壊さないために、レギュラー陣が一致団結して一芝居打つという「ポケット1杯の幸福」(1日だけの淑女ならぬ1日だけの勇者)なお話です。
生まれながらに膨大な量の魔力を有している≪持ちし者(ホルダー)≫であるミュリはゲストで終わらせるのはちと惜しい。2期があるならぜひ呼んで欲しいものです。
BD版はTV放送時に邪魔だったあれやこれやが綺麗に消え去り、視界スッキリ。
画像レストアの恩恵はありませんでしたが、イチオシキャラはやっぱりロア先輩。
彼女のプロとしての漢気(?)と入浴シーンが同時に楽しめる第7話「魔王の娘さんが一般家庭にお邪魔するようです。」はお気に入りのエピソードです。
全編に渡って「夢を諦めない」「でも、新しい夢も目の前にある」「自分が自分であれば環境は問題ではない」といった寓話的なお話が散りばめられています。
“おっぱい咲き乱れる(ロア先輩とラムちゃんは貧乳ですが)”“接客教育マニュアル”という新しいジャンル(多分、追随する作品は無い…)を開拓したという意味でも野心作だったのではないでしょうか。
全13話入って、国内版単巻(2話入り )1本分(Amazon特価)とほぼ同額。付録CDとかイベチケ優先予約券とかに全く興味が無い当方としては、こちらを推さざるを得ません。