『分かっているとは思うが帰るまでが遠足だ! 勝利の宴に参加しない内にヴァルハラへの抜け駆けは許さんぞ!』
ストレートに『死ぬな!』と言われるより愛を感じますね。
「幼女戦記/第拾話・勝利への道」
人類初の超音速飛行によって一切合財を振り切って“ただ真っ直ぐ”に飛んできた203魔導選抜中隊。
『追加加速装置の着弾成果は?』
「ドアノッカーは重要拠点をほぼ正確に射抜いた模様」
目的地にたどり着いただけでもびっくり仰天なのに、目標を粉砕しただと?
凄いじゃないか、ドクトル・シュゲール!
敵通信司令部と推測される3箇所を同時分散急襲した203。アタリを引いたのはターニャ率いる1班…ではなく2班。3班は弾薬庫に当たってこれを破壊。
使えない役人共相手にのらりくらりと時間稼ぎをしていたゼートゥーアが、この作戦成功の報告を受けるや勝ち誇って悪~い顔になるのが実に素敵。
『どうぞ、更なる続報をお待ち下さい』
もはや一次も二次も、戦後すら関係ないこっちの世界の文明レベル。
機甲部隊に追随して来たのは機械化歩兵部隊。後退する敵左翼後方に回りこんで砲弾+火炎放射の鬼コンボ炸裂。
塹壕火の海。気分はエクスタミネーター2!
趨勢は決した。後は帰還途中の捜索・遊撃任務が残っているだけ。帝都へ帰投して大祝賀会…のはずでしたが。
来ましたね、後ろから。神の祝福と啓示を受けた男、復讐鬼アンソン・スーが。
203初の犠牲者(腐ったジャガイモ喰って傷痍退役したタイヤネンを除く)はグランツ。被弾して海に落ちただけで死んだとは限りませんが(と言うか死ぬな)。
ラスボス登場して最終決戦。戦争の幕引きと存在Xとの落とし前はどうつける?
おまけ
野郎どもと同室でも豪快な寝相で爆睡。鋼のメンタル、セレブリャコーフ中尉。
最初はムーミンのようなキャラデザに違和感を覚えましたが、最近はすっかり愛おしいと思えるようになったヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ中尉。
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