『速度や方向の調整は出来るのでしょうね』
『調整? そんなモノは必要無い! ただ真っ直ぐ飛べば良い! ただ真っ直ぐ進み続ければ良いのだ! その最高速度はマッハ1.5! 人類史上初の超音速によって一切合財を…一切合財を振り切るのだ!!』
空飛ぶ棺桶、V1飛行爆弾登場です。
「幼女戦記/第玖話・前進準備」
(2017年3月10日深夜TOKYO MX放送/丸山裕介演出)
何としても共和国との戦争にケリを付けたい帝国上層部が立案した敵主力軍の撃滅計画、それは戦線を後退させると見せかけて敵の主力を引き込み徹底的に叩く大規模包囲殲滅戦。
そのためには後退を悟られず、かつ、敵司令部を直接叩く衝撃によって敵を混乱に導く必要が…。
しかし、敵の司令部を叩くには、一気呵成な突入が必須。そんな方法(を思いつく人間)など…。
『ばーん! これも神のお導きであられるな、少佐!』『ドクトル…シューゲル!』
消えるには惜しいキャラだとは思っていましたが、こんな所で再登場とは…。
『なんなのだ、これは…』
『私が開発した強行偵察用の特殊追加加速装置、秘匿呼称V-1だよ』
『迎撃不可能な高々度を追尾不能な速度で飛翔する新型の偵察機材だ。このV-1で敵防衛線を飛び越え司令部を強襲してもらう』
カタパルト発進のV1とその派生型である空中発射の有人タイプの折衷型ですね。
カタパルト発進は日本の梅花に、空中投下は桜花に影響を与えたようですが…ってもう一次も二次もないですね。エンジンに至ってはヒドラジン燃料を使用する特注品を5基も搭載…ってそれ戦後の弾道ミサイル仕様じゃございませんか。
制御はすべて魔導頼み。片道切符で地獄行きの人間ロケット、いざ発進!
『義務と献身こそが我らの誉れだ。この戦い、勝ちに行くぞ。煉獄であろうと赴き征服する事こそ帝国軍人の本務。番犬は優秀であるという事を教えてやる!』
『各員、非魔導依存降下だ!ドアノッカー分離!』
EDを2曲連ねる豪華仕様。盛り上がってまいりました。