『この世界は無限の可能性に満ちている。その中にはきっとある。探すの!何回も何回も!何千回も何万回も何億回も挑戦してシュタインズ・ゲートという解を! 紅莉栖とあなたがそうしたように!!』
今回のシナリオを受け取った声優陣は一様に力コブができたのではないでしょうか?
全員が自らの信じる想いをぶつけ合う対岡部総当たり戦。
どうする、岡部。
「シュタインズ・ゲート ゼロ/第16話・無限遠点のアルタイル」
(2018年8月3日BS11放送/関谷真実子演出)
極秘裏(?)に進めていたダルと真帆の「電話レンジ(仮)再生計画」はあっさり岡部の知る所となり…。
ダルの胸倉掴む岡部。
『何度も何度も説明したよな!?こいつのせいで何が起こったのか!こいつのせいで俺がどんな体験をしたのか!これを作ったことでまゆりは殺されるんだ!これを作ったことで紅莉栖は犠牲になったんだ!これを作ったことでお前の娘は自殺までしたんだ!これを作ったことで!!』
その舌鋒の矛先は真帆にも。
『わかっているのか!過去を変えるということは人の命を奪うことにすらなるんだぞ!!まゆりを!殺すことになるんだぞ!!君は人殺しになるつもり…』
岡部の言葉を阻んだのはダルの鉄拳。
『謝れ!!今すぐ真帆さんに謝れ!!オカリンの言うことはわかるよ!どれだけ苦しんだなんて僕には想像しかできない。けどさ!だからって他の人の想いを踏み躙っていいことにはならないだろ!!』
あのダルがここまで…。そしてラボのドアの外にはまゆりが…。
歴史を変えることは神に挑む事。傲慢と謗る岡部に科学者として真っ向反論する真帆。
『なら教えて。自然の摂理によって変えられないものと変えられるものの違いを! 世界の摂理っていうのは数式。世界を構築している数式に過ぎない。解が導けない道理はない』
牧瀬紅莉栖の犠牲の上に自らの生があることを知ったまゆりの慟哭。
『オカリン…本当は牧瀬さんのこと…助けに…』
『ここが正常なんだ!!今!この時間が正常なんだ!!ここを壊すようなことは絶対しない!!だから!!』
『だったら!!だったらどうしてそんな苦しそうな顔するの…?』
怒りと決意、矜持と慟哭…。感情が流れて溢れてぶつかって。行き着く先はどこだ?