デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

エクスカリバーと剣と木刀と古武術に関する浅~い考察

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暗黒時代。統治者もないまま土地は分断され、伝説が生まれた。登場人物は魔術師マーリン、来るべき国王、そして聖なる剣…


かっちょいいにも程があるオープニングです。

剣、というのは西洋人のアイデンティティーのようで、スペイン、ポルトガルの土産物屋では例外なく剣が売られていました。

日本の土産物屋でこの剣に相当するものといえば、そう、木刀です。

その観光地と何の関係があるのか、誰に、何の為に売ろうとしているのか。

修学旅行に来た学生の闘争本能を焚きつけて軍団抗争を勃発させて流血試合を堪能する以外にどのような目的があるのでしょう。

更によく見ると、何故か観光地の土産物屋には武器、とりわけ古武術に関する武器が多数売られています。

鎌倉の大仏前にある土産物屋には木刀の他、ヌンチャク、サイ、トンファーなど中国武術系の武器がてんこもりでした(今も売っているかどうかは知りません)。

昔、日本古武道家の素振り(勿論真剣)が、素人目にも隙だらけに見えたので、古武術愛好家の友人に聞いたところ、「あの人たちは最初の一撃が全て。二刀目なんてないんですよ。外せば死ぬ、それだけです」という素敵な答えが返ってきました。

渾身の一撃。外せば死。なんか古武術!って感じがしていいですね。