デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

リメイク?悪いことは言わん、止めとけ。 白日夢

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愛染恭子が(共同)監督でリメイクするそうですが・・ううむ。

「白日夢」
(1981年/武智鉄二監督)


とっとと終わってくれえ!とひたすら念じた110分。こりゃ一体なんの罰ゲームじゃ?的退屈さ。これをリメイクして誰が喜ぶのでしょう。

退廃だ、前衛だ、幻想のエロチシズムだ、言うのは簡単ですが…。も、兎に角主演の二人(愛染&勝然武美)が瞳孔開くくらい大根。塩の柱になるかと思いました。

で、この勝然武美(かつぜんたけみ)って人、調べてびっくり。なんと役者意外に「演出家」「演技トレーナー」の肩書きも持ってます。

えええええ演技トレーナー? 盗人猛々しいにも程があります。

役者として出演した映画が「影武者」「乱」「白日夢」「幻の湖」ってのがまた「振れ幅デカ過ぎ」でナイス(現在は芸能事務所スターズの社長さん)。

忍耐の意味を教えてくれる“時代の徒花”。精神修養のテキストに是非。