デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

スタン・ハンセンも踊りだす? スペクトラム伝説

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♪俺たちが行く後か~ら~、目覚めた街が続く~、サ~ンラ~イズ、うぉーうぉーうぉー

…えー(照)、何の歌かって? スタン・ハンセンの入場テーマ「サンライズじゃないですか。

うえ、歌詞なんかあったのか?って馬鹿言っちゃいけません。勿論あります。歌っているのは、

スペクトラム(Ⅰ979-1981)

キャンディーズのバックバンドMMP(シングル「スーパー・キャンディーズ」は名曲!)とホーン・スペクトラムが中核となって結成された日本初(多分)のブラス・ロック・バンド。

角付ヘルメット被ったアメフト選手が、トランペットを拳銃のようにクルクルと回しながら反復横跳びに似たアクションを交えて歌うという度肝を抜くパフォーマンス。

ここにリーダー新田一郎(←サザン初期の管編曲は彼)のファルセット・ボイスが被るもんだから不思議磁場MAX。

彼らの代表曲のひとつが「サンライズ」(プロレス会場で流れるバージョンは前奏にケニー・ロジャースの「君に夢中」のイントロ部分を合成したもの)。

キャンディーズ・ファン、プロレス・ファンなら避けては通れない実力派(見た目がアレなんで色物視されがちですが、とんでもない誤解です)バンド。

パーカッション担当のスペクター8号こと今野拓郎(現・多久郎)は、後にKUWATA BANDのリーダーになり、「イカ天」の審査員なんかも務めたりしています。

ダンボールの中からベスト版CDなんぞを発掘してしまったので、ちょっと青春プレイバックを。

「In The Space」「ロックンロール・サーカス」「ACTSHOW」「トマトイッパツ」・・いやはや、名曲だ。