デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ヌルいユルい甘い! ソード・シーカーズ -刀狩るもの-

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水野美紀先生が出ていながら、なんじゃこのユルユルヌルヌルなアクションは。

「ソード・シーカーズ-刀狩るもの-」

(2008年/都築宏明監督)


これ↑実はソフト化された時のタイトルで、公開時の題名は「刀狩るもの-二本松の冒険-」(ダサい、ダサ過ぎる!)

二本松ってのは尾崎右宗演じる主人公の名前。一(にのまえ)二本松。

お話の骨子自体はそんなに悪くはありません。

かつて刀鍛冶師の“想い”と共に引き裂かれ4本(実は5本)に分かれた妖刀探しに巻き込まれた便利屋・二本松と、かつての恋人・冴子(水野美紀)。

全ての刀を集め、元の形に戻せば、死者を蘇えらせる事ができるという。

二本松には贖罪しなければならない過去があった・・。

アクション部分をタイトにしてあと15分切り詰めれば、十分合格ラインの材料なのですが、もう兎に角アクションが駄目駄目。

空振り、寸止め、最初から明後日の方向へのパンチ。効果音だけは景気いいがまるで当たってねえじゃんか。

段取り覚えるので一杯一杯だからスピードなんざビタ一文。あんな蹴りじゃは蝿も殺せんわ(道場で水野美紀が村上健一に見舞った前蹴りビンタを除く)。

いっそラブコメにしちまえばまだ観れたかも(水野さん、仕事選んで・・)。

※参考:「水野美紀がいるじゃないか。ハード・リベンジ、ミリー」→2010年11月3日
    「価格差以上。ハード・リベンジ、ミリー ブラッディ・バトル」→2010年11月4日