デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

11年後もまったりのんびり。 トレマーズ3

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『俺は自爆の生き見本だ(I’m a Masterpiece of Self Destruction)』

1作目の大騒ぎから11年。ついにバート(マイケル・グロス)が主役に昇格!

舞台は再びパーフェクション(人口5人!)。懐かしの面々も同窓会のように打ち揃ってグラボイズをお出迎え。勿論、まったりとね。

 

トレマーズ3」
(2001年/ブレンド・マドック監督)


「1」「2」「4」レビュー後、ほったらかしで「3」が抜けておりました。

オープニングはアルゼンチン。出現したグラボイズの殲滅に失敗した軍がバートに怪獣退治を正式依頼。

二足歩行するシュリーカーに進化し、群れを成して襲ってくるグラボイズを対空旋回砲塔台乱れ撃ちで掃討するバート。頼もしいぜ!

そして、ネヴァダ、パーフェクション。

人口5人では話がもたないので、「希少生物は捕縛原則、殺戮禁止」というお役人&科学者グループが“殺され役”として急遽参戦…したにも関わらず、襲われるシーン無しでまとめてあっさりご臨終。

地中、地上と活動範囲を広げてきたグラボイズの次のステージは当然の如く“空”。

飛ぶと言っても、ただ羽が生えましたって単純なものではありません。

体内に溜めた発火性ガスをケツから噴射&点火してロケットの如く浮上、そこからグライダーの要領で滑空というスペース・シャトル方式。

名づけて“アスブラスター”。馬鹿ですねえ。

バートも隙無しのプロというよりは、どこかガードの甘いドジっ娘(おっさんだけどね)キャラなのがご愛嬌。

トレマーズ」はこの後テレビ・シリーズに移行してしまうので、ムービーサイズの続編はありません(「4」は前日譚)。

仕切りなおしてリメイクってのも悪くないと思うのですが…。