
プリクエルとなった「4」から11年。その間、「シートレマーズ」とか「新トレマーズ」とかバッタモンがわんさか作られましたが、本家本元最新作が遂にお目見え。
主役は勿論、バート・ガンマー(マイケル・グロス)。
闘いの舞台は南アフリカ共和国。
「トレマーズ ブラッドライン」
(2015年/ドン・マイケル・ポール監督)
南アフリカにアスブラスター出現。南アの野生動物保護局が向こう2年間、バートの番組制作スポンサーになるという条件に助っ人参戦。

11年ぶりということを意識してか、冒頭で丁寧な生態解説が。
今回、バートの相棒になるのはフリーカメラマンのトラヴィス…って君ジェイミー・ケネディ(「スクリーム」シリーズの映画オタク、ランディ)じゃん!
香ばしい、と言うかむさ苦しいおっさんになったなあ…。
マイケル・グロスもすっかり爺様になってしまいましたが、これはこれで味わい。まだまだ現役の頑固サバイバーの趣きが良く出ています。

今回はイルカのようにジャンプ&アタック!
このシリーズはまったりのんびりが特徴で、その一端を担っていたのがグラボイズ各形態の恐ろしくも間抜けなデザインだったわけですが、何をトチ狂ったか妙に今風なヤツメウナギ系モンスターに軌道修正。
おいおい、分かってねえな。気持ち悪くしちゃ駄目なんだよ。これじゃあモンゴリアン・デスワームと変わらないじゃないか。
間抜け3割おとぼけ2割、残り5割が愛苦しいくらいのレシピにしておかないと。
逆に人間の方はキャラが立っていていい感じ。ヘリ操縦者のやさぐれ爺さん(写真下左)とか再登場してほしいくらいです。