デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

これも円環の理か。 進撃の巨人 第18巻

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『グリシャ…今日、お前の息子が 兵士になったぞ』
 
4巻第16話(アニメでは第3話)のシャーディス教官のつぶやき。
 
まさかそんな想いのこもった一言だったとは…。
 
大きく迂回したドラマは今始まりの地へ。これも円環の理か。
 
進撃の巨人/第18巻」2015129講談社より第1刷/諌山創著)
 
最新19巻が発売されたので、ひとつ前のレビューを。
 
エルヴィンの前任者、元調査兵団団長、キース・シャーディス訓練兵団教官。彼が語るエレンの父グリシャの思い出、そして母カルラへの想い。


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『だからこの子はもう偉いんです。この世界に 生まれてきてくれたんだから』
 
母が望んだこと。父が託したもの。
 
『壁の外にあるのは巨人だけじゃないよ。炎の水、氷の大地、砂の雪原。それを見に行くために調査兵団に入ったんだから』
 
『お前は楽しそうに夢を見てるのに、オレには…何にも無かった。そこで、初めて知ったんだ。オレは不自由なんだって
 
友との約束。自身の決意。全ての記憶が“あの日”に収斂される。
 
切って落とされるウォール・マリア最終奪還作戦。目指すはシガンシナ区イエーガー家の地下室。
 
湧き上がる群衆の歓声。あの寡黙なエルヴィンがこれに応えて咆哮。
 
もう、クライマックスの予感が表面張力。
 
出発前の壮行会では、肉を見た嬉しさに我を忘れたサシャが肉を咥えたまま離さず、コニーが〆落とすも無意識で暴れまくり、更にエレンとジャンがくーだらない理由でドツキ合い、リヴァイが粛清するというお約束の展開(すげー笑った)。


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『やめてくれサシャ。俺…お前を殺したくねぇんだ』肉は人の心を狂わせる。
 
ここに来て話のピースがひとつずつ埋まっていく快感。行き当たりばったりで紡げるものではありません。スタート時から綿密な地図が描かれていたのでしょう。
 
動いている彼らを一刻も早く観たいのですが、二期はいつ放送されるのでしょう。

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