デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

巧さとウザさ。 Re:ゼロから始める異世界生活 ♯2-4

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『…知らない天井だ』
 
お約束の一言ありがとうございます。
 

Re:ゼロから始める異世界生活/第2-4話」

20164月放送/渡邊政治監督)
 
ノーイベントで異世界召還を果たしたナツキ・スバル。武器無し、金無し、魔法無し…と思われましたが、ひとつだけ異能を有しておりました。
 
それは、自身の死と引き換えに、記憶を引き継いだまま過去の特定場面(ひとつ前のセーブポイント?)にタイムリープする“死に戻り”。
 
やり直しができるというのは便利ですが、発動条件が死亡という鬼ルール。
 
この能力に気づいたスバルは、偶然出逢った銀髪ハーフエルフの美少女エミリアを救うため死に戻りを繰り返し、3度目の正直でようやくループ脱出、ミッションクリア。


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守りたい、その笑顔。
 
自分ではどうにもならない運命を出会いと偶然を紡いで変えていく“主人公がチートではない”設定が斬新。
 
いきなりのラスボスは『腸(はらわた)狩り エルザ・グランヒルテ!』
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頼もしい助っ人は『剣聖の家系 ラインハルト・ヴァン・アストレア!』
 
“名乗りこそドラマ”のテーゼはここでも健在。
 
腸切り裂かれながらも、エミリアの治癒魔法でかろうじて一命をとりとめた(死に戻りを回避した)スバルは、エミリアのお屋敷(ロズワール邸)へ。
 
「知らない天井」で目覚め、謎のロリ美少女の歓待(電撃とも言う)を受け失神。今度は「知ってる天井」で目覚め、双子美少女メイドの歓待(言葉責めとも言う)を受けた後、エミリアと再会。


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ロズワール邸の執事という職を得た(本人が報酬として要求した)スバルでしたが、包丁でハサミで指切りまくり(裾上げとかは器用にこなすくせに刃物の扱いは超不器用)。


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れでぃ×ばと?
 
そんな館ライフに馴れ、エミリアをデートに誘うことにも成功し、意気揚々と眠りについたスバル。飛躍の朝を迎えるはずでしたが…。
 
翌朝。眠った時と服が違う…手の絆創膏がない…。目の前の双子メイドが時分の事を「お客様」と。これは「知らない天井」で目覚めたあの日の朝か。


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死んでいないのに? いや、寝ている間に死んだ(殺された)のか、はたまたミッションクリアできないと時間切れで元に戻るのか。
 
話が転がらねーな、と思った回でしたが、ラストの引きで帳消し。この引きの巧さと主人公のウザさ。『STEINS;GATE』の正統な後継者と言えるかもしれません。
 
おまけ:前髪で片目を隠す少女たち
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左から時崎狂三(DATE A LIVE)、ラムとレム、綾辻絢瀬(落第騎士の英雄譚
 

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