洞窟の中。一段高い所から自らを選ばれし者と宣言し、人類を導く義務があるというご高説を垂れる…完全に“影を継ぐもの”マサキケイゴをなぞっています。
光になろうとした男、マサキケイゴ。影を飲み込もうとした男、木村雅貴。
二人の“マサキ”に訪れる運命は。
「影鰐 KAGEWANI―承―/第13話・終局」
番場の中に眠る影鰐を吸い出して勝ち誇る木村。その背後に現れた影は…猿楽製薬元重役兼生物兵器開発局局長・本間丈二!
左は黒幕ウェスカーを一突きにする本家タイラント。
苦痛と怒りに歪む木村の表情がいい。
義手に仕込んだレーザービーム(なんじゃそりゃ)で本間の腕をぶった斬ると影鰐発動させて四肢解体。蠱毒の古井戸へアディオス・アミーゴ!
『貴様はここで脱落だ!』高笑いとともに古井戸に消える本間。
が、木村自慢のダイソンは吸引力が落ちた上に影鰐逆流。
「番場先生、私を笑いますか? 私は…選ばれてなどいなかったのか…」
「そんなこと誰にも決められない」
木村を見つめる番場先生の目が慈愛に溢れている!
「ええ、そうですね。でも最期くらいは自分で決めさせてください」
「木村…」
「さあ、番場先生、この影鰐と共に私を!」
番場影鰐VS木村影鰐。このシリーズを一言でまとめると番場と木村の愛憎劇という事になりますか。
木村は番場になりたかったんでしょうね(これ腐女子には堪らない設定なのでは?)。
猿楽製薬ブラボーチームは木村の遺体を発見できず(本間の遺体は見つけたようですが、直後に殲滅された模様)。
続きは「転」…という事でいいんですよね。