昔から猿には食指が動かない体質だったのですが、今回だけは宗旨替えしてもいいかと思っています。
溢れる怪獣魂、弾けるキルゴア・スピリッツ。
多々良島かよ!な怪獣無法地帯。その弱肉強食の頂点に君臨するのが、
「キングコング:髑髏島の巨神(の予告編)」
(2017年/ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督)
時代は1971年(何かこの設定だけで「合格!」って感じ)。
ポスターデザインが明らかに「地獄の黙示録」リスペクト(劇中には「闇の奥」に関する言及もあるようです)。
IMDbのTriviaによれば、コングのデザインの元になっているのは1933年版と1960年代の日本の翻案(「キングコング対ゴジラ」(1962)と「キングコングの逆襲」(1967)と思われます)なんだとか。
つまり本作のキングコングはKAIJUなのです。
設定身長が100mと桁違いにデカイ(ピーター・ジャクソン版25m、日本版45m…とIMDbには書いてあるのですが、「キングコングの逆襲」のコングは20mだぞ)のも怪獣なればこそ。
怪獣にはその存在を絶対たらしめる格下の対戦相手が必要ですが、これもまあ出るわ出るわ。空から陸から水中から。
この荘厳たる雄姿。初めてキングコングをかっちょいと思いました。
公開は3月25日。予告編はこちら。