デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

冬物総括① ドメスティックな彼女

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4月に入って春アニメがスタートし始めているので、先に冬物一掃バーゲンセール。

 

ドメスティックな彼女井畑翔太監督

 

ドメスティックってどうしてもバイオレンスとセットになってしまうので、猟奇的な彼女の親戚かしら?と思ってしまいますが勿論違います。

 

強いて訳せば「ひとつ屋根の下の彼女」って感じでしょうか。

 

藤井夏生、高校2年生。母と死別して10年。父親の再婚相手の連れ子は、憧れ続けている英語教師・陽菜(ひな)と、成り行きで肉体関係を結んでしまった(互いに処女・童貞)同い年の少女・瑠衣(るい)。


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決して結ばれないと半ば諦めていた教師が姉に、二度と会わない(会っても他人と約していた少女が妹に(夏生の方が僅かに生年月日が早い)。

 

絵に描いて額に嵌めたようなギャルゲー展開。これはきゃっきゃうふふなラブコメか、と思いきや、お話はシリアスな恋愛ものに舵を切り…。

 

高校時代の担任教師(既婚)と不倫関係にある陽菜でしたが、夏生の押しに陥落。


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距離を取っていた瑠衣も徐々に夏生に魅かれはじめ…。

 

と書くと「何だ、やっぱハーレムものじゃん」となっちゃいますが、いやいや、切ない系恋物語でございます。

 

重めの話をブレイクするのが、溜まり場になっている喫茶店(バーにもなる)ラマン(L'Amant。フランス語で恋人、愛人)。


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ここのマスター(本名・昌樹ですが自称マリー。オネエ。元ヤクザの若頭)とバイト従業員・文哉(夏生の幼馴染)が恋愛相談係。実にほっこりさせてくれます。


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この表情のギャップが堪らない…。

 

特に文哉。ロイド眼鏡をかけた見るからにオタクな風貌ですが、使える・頼れる・支えてくれる頼もしいパートナー。


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母と妹が全く同じ顔というのが笑えます。

 

お話は陽菜との関係にひとつの決着がつき、瑠依が改めて夏生に対して恋愛宣言をする所で幕を閉じますが、原作的にはここはまだプロローグもプロローグ。人物紹介が終わった程度。

 

冒頭事後とか教師と生徒とかモラルに反した展開に眉をしかめる輩がいるようですが、そんな奴らは無視して早く2期!



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