「モンスター・トラック」(2014年/ダニエル・ワイズ監督)
子供は双子。ひとりは人間の姿(但し、尻尾あり)の女の子。もうひとりは蝙蝠の羽を持った悪魔、ジャージーデビル。
互いにテレパシーで交信しつつ、脱出の機会を待っている姉と弟。
悪魔姉弟はキーパーズ(宗教的傭兵軍団だと思ってください)に幻影を見せて同士討ちを誘い、揺さぶりをかけます(ばかすか人が死んでいく)。
途中、事情を知らない一般人が襲ってくる辺り「暴走パニック 大激突」な趣きも。
まあ、CGはしょぼいし、さしたるカースタントがあるわけでもなし、そもそもこの組織は何で生まれた時に二人を殺さなかったのか、といった疑問もある(この辺りの説明がまるで無いので、イマイチ盛り上がらない)のですが、B級TVMとしてはそこそこ観られる出来なんじゃないかと思います。
熱砂の攻防戦であったならまた違った印象を持ったかもしれませんが、寒々とした雪道での殲滅戦もオツなものです。