デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

クラシックロック探訪2 甘い誘惑 Give Us A Wink/スウィート

 
バンド自体は以前、『グラムロックに恋狂い』のタイトルで紹介済みなので、今回はアルバムメインで。
 
「甘い誘惑 Give Us A Wink/スウィート SWEET
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68年、イギリスで結成されたSWEET76年作。
 
SWEETのアルバムは国によって収録曲や曲順が異なり、その間に複数のベスト版が割り込んでいるので“何枚目”というのがちと困難。
 
ヒットメーカーのマイク・チャップマンとニッキー・チンによる楽曲でシングルヒット中心に活動してきましたが、二人の呪縛を断ち切り、全曲バンドメンバーのオリジナルで固めた再出発アルバム。
 
私の中ではレイジー宇宙船地球号と同じ箱に入る作品です。
 
LPジャケットは、インナーを引き上げると閉じていた右目が開くという特殊仕様になっていました。
 
1曲目を飾る「アクション」は、後にデフ・レパードらにカバーされています。


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グラムロックという括りなので、本来はT-REXあたりと比較されるべきなのでしょうが、よく引き合いに出されるのはQUEEN
 
ハーモニーの美しさが共通しているからですが、そこは判官贔屓
 
QUEENって、パッケージ商品として完成されすぎて、“バンド”という実感がありません。
 
QUEENが「E.T.」ならSWEETは「物体X」、QUEENが「アルマゲドン」ならSWEETは「妖星ゴラス」って感じです。
 
2002年に他界してしまいましたが、ドラムスのミック・タッカーは、“好きなドラマー(巧いドラマーではない)BEST5”に入ります。

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