2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
褒める人多いと思いますが、すみません、私はパスです。「ブロークダウン・パレス」(1999年/ジョナサン・カプラン監督)クレア・デインズとケイト・ベッキンセールが卒業旅行でタイに行ったらヘロイン所持の濡れ衣着せられて刑務所行き。判決懲役33年。…
「泣いたら世間がやさしゅうしてくれるかあっ。泣いたら腹がふくれるかあっ。泣いてるヒマがあったら、笑ええっ!!」全編泣き笑い。ここは海辺のどですかでん。「ぼくんち」(角川文庫/西原恵理子著)最近、私生活を何の芸も無く垂れ流して喰ってる女性漫…
サブタイトルを見ててっきりトマス・トライオンの小説の再映画化かと思ったのですが違いました(紛らわしい邦題つけるなよ)。どっちかっつーとマーク・レスターの「ナイト・チャイルド」の方が近いかも。「ジョシュア/悪を呼ぶ少年」(2007年/ジョー…
脚本の穴もここまで多いとまるで気にならないから不思議です。 「ラッシュアワー3」 (2007年/ブレット・ラトナー監督) くどいようですがお話は滅茶苦茶です。が、いちいち突っ込むのは時間と体力の無駄遣い。エッフェル塔の鉄骨の上で日本刀振り回す真田…
トラボルタもウィリアム・H・メイシーも大好きな役者さんなのですが、今回は心を込めてこの一言を。「うわあ、つまんねえ」「団塊ボーイズ」(2007年/ウォルト・ベッカー監督)何が駄目って全然ロード・ムービーになってない。走行シーンあれだけで海に着…
まだ噂の域を出ませんが、プレデター(1作目)が再映画化されそうです。 監督は何とロバート・ロドリゲス。 正式タイトルは未定のようですが、海外サイトでは「Predator reboot」がコードネームとなっています(「プレデターズ」としている国内サイト有り)…
20日の続きです。「東京残酷警察(のプロパガンダCM)」(井口昇/山口雄大監督←バタリアンズ!)本編中に差し挟まれるテレビCMで元ネタは勿論「スターシップ・トゥルーパーズ」。ただ悪趣味度と悪ノリ度と黒い笑いが半端ありません。「警察は民営化さ…
予定調和という快感をあなたに。 「フォーチュン・クッキー」 (2003年/マーク・S・ウォーターズ監督) カタブツの母親とロッケンロールな娘の身体が入れ替わるという手垢つきまくりのネタですが、OKです!ジェイミー・リー・カーチスとリンゼイ・ローハ…
JRの最寄り駅に「アスカ、来店」というポスターが。なんじゃそりゃ?と思ったらパチンコ屋の宣伝で、エヴァ新台導入記念イベントに宮村優子が来る、というものでした。なるほど、確かにアスカ来店ですね。で、待ちに待った「エヴァンゲリヲン新劇場版・破…
“フィデル”と聞いて即座にフィデル・カストロが思い浮かばない私は社会科赤点です。「ぜんぶ、フィデルのせい」(2006年/ジュリー・カヴラス)題材に70年代&キョーサン主義を持ってくるあたり、血は争えないなあ、と感慨ひとしおですが、実はそんな…
まだ、音声解説も映像特典も未見なので、とりあえずは剥き出しの本編を。「東京残酷警察」(2008年/西村喜廣監督)警察民営化やプロパガンダCMなど設定・構成はとってもバーホーベン。スラムキングな警察署長(ご丁寧に人犬まで連れている)や引き裂け型…
どこまで歴史的事実に即しているのか見当もつきませんが、これが史実だとしたらお粗末にも程があります。「オペレーション・ワルキューレ」(2004年/ヨ・バイヤー監督)ヒトラー暗殺を試みドジったクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐のお話。…
ニューヨークのラガーディア空港でウディ・ハレルソンがパパラッチをぶん殴った(タコ殴り?)そうです。 さすが“ナチュラル・ボーン・キラー”ですが、その言い訳が 「ゾンビだと思った」って、おいおい、また妙なキノコでも喰ったのか? 聞けば、彼は「ゾン…
北野誠がエライ事になってますな(後日追記:こういう時事ネタは風化して説明が面倒くさくなるので、あまり扱わないようにしよう)。全ては闇の中で、ここに光が当たる事は一生ないのでしょう。口は災いの元です。で、特に他意はないですが、折角なので、「…
パープルとインギーが同じステージに立つ。それだけで十分サプライズなはずだったのですが・・・。 「ディープ・パープル/イングヴェイ・マルムスティーン」 (2009年4月15日/東京国際フォーラム ホールA) 『The Incredible…DON AIREY』イアン・ギランの…
4月12日、マリリン・チェンバースがロサンゼルス北部の自宅で死去したそうです。死因不明。享年56歳。「グリーン・ドア」を始め、数々のポルノ映画に出演していますが、やはり代表作はクローネンバーグの「ラビッド」でしょう。この映画の成功(興行的…
巨匠に楯突くのは気が引けますが、やはりこの人の映画は肌に合いません。「ミュンヘン」(2005年/スティーブン・スピルバーグ監督)中東事情赤点というこちらの「鑑賞資格」問題を差し引いても、2時間44分かける内容とはとてもとても。特にミュンヘ…
まったりです。設定も展開も無理があり過ぎてツッコミ所満載。アクションも地味です。でも何故か好きなんですよ。「アウトランド」(1981年/ピーター・ハイアムズ監督)木星の衛星イオ。鉱山の採掘効率上げるための不正(労務者麻薬漬け)に単身立ち向かう…
「撮りたい所だけ撮って無理矢理くっつけました! 足りない所は原作読んで脳内変換してください!」なトンデモ超大作。 「帝都物語」(1988年/実相寺昭雄監督) よくこんなストーリー思いつくなあ、と感嘆しきりな荒俣宏の原作を、説明も辻褄も知ったこっち…
ビデオ発売時のタイトルは 「プロフェッシー/ゴッド・アーミー」 (1995年/グレゴリー・ワイデン監督) 昨日レビューした「ゴッド・アーミー/悪の天使」の全米公開版です。 普通なら米国公開が先ですが、本作は日本先行公開だったので、米国版が後になり…
神に愛された人間に嫉妬してその世界に災いをなしに来た大天使ガブリエル。 これを阻止せんとする天使サイモンと、かつて神に最も愛された堕天使ルシファー。 そして、巻き添え喰らった刑事(信仰を無くした元聖職者)。 こんな話よく思いついたものです。 …
英エンパイア誌が「落ち込む映画」ランキングを発表しました。 堂々1位は「レクイエム・フォー・ドリーム」。納得です。マジで鬱になります。で、3位にランキングされたのが、 「リービング・ラスベガス」 (1995年/マイク・フィギス監督) アル中の脚本…
“こいつがハンドルを握ったらブリットでさえも追いつけない” 大きく出たなヘラルド。 「ザ・ドライバー」(1978年/ウォルター・ヒル監督) 因みにブリットの配給はワーナー。同類に「ブルースチール」の “ダーティハリーを卒業したら観ていいよ” という神を…
2作目がぶっ飛び過ぎてたので、ずっと「2」が“未来劇”で「1」が“現代劇”と脳内変換していたのですが、改めて観ると「1」も十分近未来だったんですね。 「マッドマックス」 (1979年/ジョージ・ミラー監督) 警察署の退廃的な描写とか臨時政府みたいで、…
ナンデスカコレハ?別に宇宙人が出てきたっていいんですよ。「なんでもあり」は映画とプロレスだけに許された特権なんだから。でもこの展開はないよなあ。頭悪過ぎ。「フォーガットン」(2004年/ジョセフ・ルーベン監督)飛行機事故で息子を失ったテリー(…
誠意を以って接すれば、必ず相手も誠意を返してくれる・・んな訳ゃねえだろ!という有難い訓えです。「ビリディアナ」(1960年/ルイス・ブニュエル監督)フェルナンド・レイは脚フェチ(いや正確には靴フェチかもしれません)。使用人の娘に縄跳びの紐を与…
おととい栓抜いたコーラのような音楽(坂本教授のボレロ丸パクリやっつけ仕事)にのって安い役者が計画性ゼロの宝石泥棒・・・。ただ事でない安さと緊張感の無さに逆に緊張してしまうという怪奇現象。 「ファム・ファタール」(2002年/ブライアン・デ・パル…
初見は78年7月16日。今は無き日劇文化(なんと併映は「戦艦ポチョムキン」!)。31年ぶりの再見です。 「惑星ソラリス」 (1972年/アンドレイ・タルコフスキー監督) 31年前ったら高校1年っすよ。ええ、寝ましたとも。爆睡。 ただ、不思議と「つまらない」…
本来、ハードボイルドってのは冷酷・非情な行為を内省を排した写実主義的な筆致で表すものだと勝手に理解していたので、このお喋りぶりには参りました。ようまあここまでベラベラと。 「シン・シティ」 (2005年/フランク・ミラー&ロバート・ロドリゲス監…
ビデオ発売時のタイトルが「シーバース/人喰い生物の島」、最初のテレビ放送時が「SF人喰い生物の島/謎の生命体大襲来」、2度目のテレビ放送時が「恐怖の人喰い生物」。 ・・・安いなあ(笑)。んでDVDのタイトルが、 「シーバース」 (1975年/デビ…