#オカルト・ホラー
ホラーに良し、サスペンスに良し、人間ドラマに良しと実に使い勝手のいい題材「刑務所」。ただでさえグッとくる場所なのに、今回の舞台はブランド刑務所アルカトラズ。これは飛行機の墜落現場がただの海ではなく“バミューダ・トライアングル”だった、みたい…
そうだ、南部、行こう。嘘です。絶対行きたくありません。米国南部、そこは悪魔の棲むオカルトとホラーのメッカ(偏見です)。棲んでいる悪魔は2種類。文字通りの悪魔(もしくはその崇拝者)と頭のネジが5,6本消し飛んだ人でなしです。ふらりとよそ者が足を…
『まだ俺の顔が見たいかい? 取り込み中だが見せてあげよう。気に入ってもらえるといいんだが…』ハロウィン・ナイトのイベントで立ち寄った「究極のお化け屋敷(Extreme Haunted House)」。そこでは殺戮パーティが…ってつい先日ご紹介した「ヘルアトラクシ…
『アメリカも1943年に同様の実験を行っていた。統一場理論を使って駆逐艦エルドリッジを不可視にする…フィラデルフィア計画だ』アメリカ「も」?同じ頃、大戦の局面打開のために似たような実験をしていた国がありました。実験は成果を見ないまま戦争終結。関…
『実質今新しく(宗教法人資格を)取得するのはほとんど無理なんですよ。 別にね、ネット上でバーチャルにあるのかないのか分からないものを勝手に立ち上げるところには法律関係ないんで。 新規で取らないで売りに出ている宗教法人ってあるんで。 1千万2千…
『早くそこから逃げろ!足を切り落とされるぞ!』トンネル1本で外界と繋がる山奥の鄙(ひな)びた温泉村。お客様は村人総出でお出迎え。鎌を持って。斧を持って。 「エクスクロス 魔境伝説」(2007年/深作健太監督) しおり(松下奈緒)は恋人に裏切られた…
廃病院で肝試し。「いいね!」の為なら倫理も捨てる。行くぜ迷惑Youtuber! 「ハイルシュテッテン ~呪われた廃病院~」(2018年/マイケル・デイビット・ペイト監督) 以前はPOVホラーの建て付けは「記録映画」(フェイク・ドキュメンタリー)でしたが、それ…
『アラン…お前は…絶対に…死ね!』 それは予言でも呪詛でもなく、心からの…。サイパン地下壕、死の彷徨。 「ゲヘナ~死の生ける場所~」(2017年/片桐裕司監督) スクリーミング・マッド・ジョージに師事し、スタン・ウィンストン・スタジオのメイン・アーチ…
以前、ホラー映画の小道具としての「鏡」について浅~く考察した事がありましたが、今回はちょっと視点を変えて。ホラー映画の小道具と言うとまず思い浮かぶのが「チェンソー」「ハチェット」「包丁」「マチェーテ」と言った殺しの道具。これは多くの場合「…
「ドント・ブリーズ」「クワイエット・プレイス」がヒットしてからと言うもの「ドント・〇〇」という邦題と口を押さえる(もしくは塞がれる)デザインのジャケがやたら増えました。 「ドント・イット」とか文法的にどうなのよ? これもそんな感じの1本。 「…
村である必要も樹海である必要もないよなぁ。そもそも元になった都市伝説が(改竄に改竄を上塗りされて)全く原型を留めておりません(全方位ハッタリ詐欺)。いやそこ全部に目を瞑ったとしてもお話として成り立っていません(全方位支離滅裂)。これは最早…
『帰って来るのは別人だぞ』 She won't come back the same. 死体を埋めれば黄泉帰る先住民の聖なる地…だったのは昔の話。今は土が腐って帰って来るのはこの世ならざる別の物。キング原作30年ぶりのリメイクです。 「ペット・セメタリー」(2019年/ケヴィン…
以前ご紹介した「ほんとうに映った! 監死カメラ3」のひとつ前の作品なのですが、ナンバリングひとつ戻るだけで印象は完全に別物。「3」はあれこれ引っ張っても、それなりのオチをつけていましたが、こちらはほぼ全編投げっぱなし。良く言えば「リアル」で…
本日11月7日は初代レザーフェイス、ガンナー・ハンセン(1947~2015)の命日(膵臓がん。68歳。合掌)。卒塔婆代わりにプレミアムコレクティブルスタジオPCSが発表した「悪魔のいけにえ」最新フィギュアをご紹介しましょう。モデルは勿論レザーフェイスです…
本日11月5日は「世界津波の日」1854年(安政元年)11月5日に和歌山県で起きた大津波の際に、村人が自らの収穫した稲むらに火をつけることで早期に警報を発し、避難させたことにより村民の命を救い、被災地のより良い復興に尽力した「稲むらの火」の逸話に由…
BINGO HALLのネオンサイン。AがEに代わってBINGO HELLに。おっとこれってMOTEL HELLOのOが消えてMOTEL HELLになる「地獄のモーテル」リスペクトですか。 この安い感じ。良い掴みです。 「悪魔のビンゴカード」(2021年/ジジ・サウル・ゲレーロ監督) 田舎町…
いやそれにしてもよく集めたものです。ホラー版エクスペンタブルズと呼ばれるだけのことはあります。メインからモブにチョイ役エキストラに至るまで履歴に誇れる「何か」がある人総登場。ざっと見渡しただけでも、ガンナー・ハンセン(初代レザーフェイス。…
「スクリーム」シリーズの最新作「SCREAM」の予告編が公開されました(まだ続けるのか!?)。リブートかと思いきや、ネーヴ・キャンベル、コートニー・コックス、デヴィッド・アークエットのオリジナル・キャストが揃って顔を揃えているので、地続きの続編の…
スーパーサイヤ人と化したミラ・ジョボが並みいるゾンビを片っ端からシバキ倒す映画版バイオを観ていて「あー、あの洋館を探索してぇ。ドアの向こうで待ち構えるものに怯えながら武器弾薬を補充しつつ謎を解き、仲間を救出してラスボス倒してヘリで脱出して…
ポスター・ビジュアルがシリアスなので知らずに観ると景気よく肩透かしを食らいますが、基本はコメディ。手作り大馬鹿スプラッターです。 「ヴィクター・クロウリー -史上最凶の怪人-」(2017年/アダム・グリーン監督) ルイジアナ州ニューオーリンズのハ…
以前、人喰い(色ボケ)ソファが大暴れという「キラーソファ」の予告編をご紹介しましたが、その流れを汲む人喰い無機物シリーズ最新作。 「キラー・ジーンズ(の予告編)」(2020年/エルザ・ケプハート監督) どんな体形の人が身に着けても、その肉体にぴ…
お化け屋敷の中にしつらえられた拷問アトラクション。いやマジ痛そう。演技は迫真、仕掛けは入念。まるで本物。 「ヘルアトラクション -絶叫館-」(2017年/ジョシュア・シュリーヴ監督) 秋休み(Fall Break☜10月末の4日間くらいの休み)にキャンプをしよ…
『死者に答えを求めては駄目よ』 Do not go seeking answers from the dead. 順番が逆になってしまいましたが、以前ご紹介した「ウィジャ ビギニング~呪い襲い殺す~」の後日談的正編(紹介逆にすると説明が面倒くさいな)。時系列的には「ビギニング」→「…
落語のジャンルに人情噺というものがあります。「おいおい、笑いに来たのにウルっときちまったじゃねえかこの野郎」なお噺です(有名どころでは「芝濱」とか「百年目」あたりが好み)。怪異譚にも人の情けが織りなす切ない系のお話が。「おいおい、ビビりに…
Ah, Star Wars. That's good fiction. ロニー・ピーターソン巡査(「スター・ウォーズ」続三部作でカイロ・レンを演じたアダム・ドライヴァー)のキーホルダーに付いていたスターデストロイヤーのミニチュアを見たゼルダ・ウィンストン(ティルダ・スウィン…
マルタの漁師が漂流船で難儀な一夜。装いは完全にホラーでしたが…。 「ザ・ボート」(2018年/ウィルストン・アゾパルティ監督) マルタ島の漁師が小舟で沖へ(周囲は勿論、地中海)。バレッタの港から岸壁を抜ける景観が美しい。竿も持たず、釣り糸垂らす(…
テレワークという世相を反映してか、やたらと「なんとかランキング」的な企画を目にします。「お薦めの泣ける映画」とか「〇〇ベストワークス」とか。近頃はネタが尽きて来たと見えて、「パンクスが選ぶメロコア!名盤ベスト1000枚」とか、「昭和ウルトラシ…
「さて…」考えをまとめるためにTHE BOTANIST(アイラ島の多様な野生植物を使用したドライジン)の炭酸割り(+レモン)とか作ってみる。一口飲んで再び思考を戻す。「さて…」この監督は何がしたかったんだろう。 「犬鳴村」(2019年/清水崇監督) すみません…
例えば、海水浴場。途切れることなく海に入っていく家族連れ。「立ち止まらないでください」と繰り返し叫び続ける監視塔。最早引き返す事もできなくなった所で、自分が踏みしめているのが海底の砂ではないことに気づく。それは折り重なった溺死体…(筒井康隆…
マウントの取り合いから快楽殺人に手を染めるアホタレヤッピーの素晴らしき日常を描いた「アメリカン・サイコ」の主役、パトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベイル)がまさかのアクションフィギュア化。 「アメリカン・サイコ/ パトリック・ベイトマン 1…