#漫画、コミック
「思えばずっとこの日を夢見ていたのだ。 人生を捧げて奴らの忠実な犬に徹し、この地位に登りつめた。 クーデターの準備こそが生涯の趣味だと言えるだろう。 私は、この革命が人類にとって良いか悪いかなどには興味がない」 今さらりと凄いことを言いました…
「おれには、まだしなければならぬ地上の仕事が山ほどあるのだ。 こんなアンハッピーエンドで締めくくられてたまるものか。 まったく冗談じゃないよ。 だが、おれはまだ死なないのだ。 かならず、またお目にかかろう」(「狼男だよ」より) 19日にお知らせし…
「ヤベ、すごくね? マジ、ハーレム展開みたいじゃん!」 オタ(=非モテ)街道を驀進する事20ン年。斑目晴信(まだらめはるのぶ)に訪れたまさかのモテ期。 驚くなかれ相手は4人(内1名は男の娘)! しかし、夢にまで見たハーレムは2次元のようにうまく…
『確かめなきゃ。この手が何のためにあるのか。 君が言うとおり、他人の手は 僕を 傷つけるかもしれない。 僕の手が 他人を 傷つけるかもしれない。 つないだ手は いつか離れてしまうかもしれない。 綾波 でも僕は それでも 君と もう一度君と手をつなぎたい…
前巻がやや失速気味だったので、ちょっと継続を躊躇していたのですが、カバー裏に書かれた、 “進次郎の前にあらわれた謎の美少年、北斗” の一文を見た瞬間、「買いだ!」 断るまでもないですが、“美少年”に反応したわけではないですよ。 「ULTRAMAN…
「ところでリーヴス。リヴァイ・○ッ○○○○って男を知ってるか?」 「フルネームは初耳だが、そりゃ調査兵団の、あのリヴァイ兵長のことかい?」 付属DVDを目当てに購入したのですが、本編コミックの方が大変な事になっておりました。 「進撃の巨人⑭DVD付…
TV放送を見逃してしまったので、今回、後追い鑑賞。 まずは原作コミック。 「監督不行届」(2005年2月15日初版発行/安野モヨコ著) “日本のおたく四天王”と呼ばれる男(庵野秀明。職業:カントク)に嫁ぐ羽目になった女(安野モヨコ。職業:漫画家)の艱…
賛否喧しい押井実写版パトレイバー。 漫画・アニメの実写化にはなかなか良い思い出がありませんが、ありがたい付随効果もあります。 それは原作コミックの復刊。 実写パトレイバーの公開に合わせて、レンガのような厚さのコミック(コンビニ限定なのかな?)…
現実逃避の実践バイブル「失踪日記」から8年。待ちに待った続編が刊行されました。 「アル中病棟-失踪日記2-」(イースト・プレス発行/吾妻ひでお著) 奥付を見ると10月10日1刷で25日には5刷! 如何に続編を待ち望んでいた人が多かったか分かります。…
「僕の名は諸星弾…ウルトラマンだ!」 またしてもキメは名乗り。遂にモロボシが戦線に身を投じました。 纏った鎧の正式名称は“ウルトラマンスーツVer.7.0”。通称「セブン」! 「ULTRAMAN/第3巻」(2013年9月30日第1版/清水栄一×下口智裕著) ウル…
「正直 自分が何者かだなんてコト 俺にだってまだよくわからない。でも とりあえず今だけは―― 俺は ウルトラマンだ!!」 ドラマにおける“名乗り”の効能は曼荼羅畑が繰り返し主張するところですが、本作でも(ポージングの素晴らしさと共に)見応えのある名…
まさかのあの人もよもやのあの人も。 全キャラ大暴走。 「這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム(1巻・2巻)」(フレックスコミックス刊/星野蒼一郎著) 「這いよれ!ニャル子さん」の公式スピンアウト・コミックです。 順番としてはアニメよりこちら…
PHP研究所のラヴクラフト・コミカライズ・シリーズの第1弾。題材に「クトゥルフの呼び声」を選んだのは正解ですが、新人のデビュー作にあてがうには無謀すぎる選択だったのでは?「邪神伝説 クトゥルフの呼び声」(2009年12月11日初版発行/PHP研究所…
諸般の事情で頓挫してしまったキャメロン×デル・トロ×3Dの仰天企画「狂気山脈」。せめてお話の骨子だけでもコミックで…。(本当は“雰囲気だけでも”と書きたい所ですが、“名状しがたいもの”の雰囲気を画にするハードルは新人さんには高すぎました…)。 「狂…
PHP研究所発行のラヴクラフト・コミカライズ・シリーズ。特に「この漫画がすげー!」という大当たりが出ないままズルズルと冊を重ねておりますが、その中の一冊「ニャルラトホテプ」(写真一番下)を読んでみました。収録はニャルラトホテプに関係する3…
『約束したんだ。ミサトさんと。君を…助けるって』12巻から待つこと2年と7ヶ月。遂にお話はクライマックスへ。「新世紀エヴァンゲリオン第13巻」(貞本義行著)どこまで話が進んだかと言えば、旧劇場版の「Air」が終わって「まごころを君に」へ移行する辺り…
ううむ、そう来たか…。 掴みはOKとはこの事だ。ツボを心得た地続きのスピンアウト。新たな伝説の幕開けです。 「ULTRAMAN/第1巻」(清水栄一×下口智裕著) ゼットンとの戦いを最後に故郷に帰ったウルトラマン。 科学特捜隊は組織解体され、本部は光の巨人…
コマをはみ出し、ページからも飛び出す勢いで鳴き叫ぶ烏。押し返すように犇く死体の山。埋め尽くす嗚咽と悲鳴と呻き声。人を殺し、死肉を喰らう狂女。その腹にはひとつの命。“生むつもりだろうか?”自ら物語を紡いでいながら、登場人物の行動に疑問を投げか…
まずは左の写真をご覧ください。似ていると思いません?上は、水木しげる先生がラヴクラフトの「ダンウィッチの怪」を翻案した「地底の足音」の貸本時代の表紙。下は、ジョン・カーペンター先生がラヴクラフト的なものに挑戦した「マウス・オブ・マッドネス…
『わたしの目の細いうちはストーリーまんがなどやらせはせんぞ!』by成原成行博士 OVA(今月4日のレビュー参照)を見たら、久しぶりに原作コミックが読みたくなりました。 「究極超人あ~る」(ゆうきまさみ著/小学館文庫全5巻) 何と見事なヌケ具合。…
今月はすっかりクトゥルフ特集になってしまいました。ラヴクラフトの凄い所は、時代も場所も異なる話に共通の小道具を投げ込む事によって、それらが同じ世界観の下で起きているという“広がり”を持たせた事でしょう。先月末にご紹介した漫画「ダンウィッチの…
アメリカ。マサチューセッツ州北部の丘陵地帯。廃屋同然の家屋が立ち並ぶ呪われた寒村、ダンウィッチ。 1928年に起きた怪事件の後、ダンウィッチへの道標はアイルズベリィ街道から取り払われたという。 その怪事件の顛末を語ったH.P.ラヴクラフトの小説…
西原理恵子の漫画が映画化ラッシュです。09年以降だけでも「いけちゃんとぼく」「女の子ものがたり」「パーマネント野ばら」そして「毎日かあさん」「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」(最後のは元夫鴨ちゃん原作ですが)高度経済成長期の高層ビル乱立の如…
『約束したんだ、ミサトさんと。アスカを助けるって。約束したのにエヴァが動かせないなんて、そんなの駄目だ。動いて、母さん・・動いてよ!母さん!』「破」で舞い上がってすっかり忘れておりましたが、貞本さんのコミック版もエライ事になっております。 …
『人間のままで幸せになろうなんて甘いんだよ!』舞台の上はとある学校の教室。生徒・教師入り乱れる大乱闘。と、先生の一人がチェンソー持って乱入。あろうことか電源繋いでスイッチ・オン!ぎゅうぃぃぃぃん! その時、スズナリの舞台には間違いなく“狂気”…
『芸術は爆発だ。演出はハッタリだ』(うる星やつら第117話「旅の雪だるま情話」より面堂のつぶやき)これだけハッタリの規模が大きくなると、どこをどう突っ込んでいいのか分かりません(笑)まあ、広げたい放題広げた風呂敷をまがりなりにも畳んだ(丸めた…
インターナショナル・スクール(映画)、高校(TV)ときて今度は定時制(舞台)。 まったく、いい加減にしろよ。どんどん年齢が高くなっとるやないか! この作品は「子供(小学生)だけがサバイバル生活を余儀なくされたらどうなるか」というシチュエーシ…
オリコンが「後世に伝えたい漫画ランキング」なるものを発表いたしました。対象は10代20代30代の男女各150人(合計900人)。1位から列挙すると、「SLAM DUNK」「ONE PIECE」「ドラゴンボール」「ドラえもん」「サザエさん」「名探偵コナン」「こち亀」「ちび…
テレビをザッピングしていたら西原理恵子が出ていました。チャンネルはNHK教育。番組は「福祉ネットワーク」。なんじゃらほいと思ったら、元夫・鴨志田穣の話でした。アル中にしてヤク中、更に癌が加わって凄絶な最期を遂げたジャーナリスト鴨志田穣。サ…
待望の文庫化です。 「できるかなV3」西原理恵子・著 新書持ってるんですが、文庫版書下ろしに釣られてついふらふらと衝動買いしてしまいました。名作揃いの本作ですが、とりわけ、税務署との仁義なき戦いを「イケイケどんどん」に描いた「脱税できるかな」…